わかってはいたはずなんだけど

3日間の東京遠征を終え、帰阪。

今回の遠征、心の中で決めていたこと、
「ありのままの私で、まっすぐ思いを伝えること」
私というひとを、正直に、丁寧に、伝える。伝わらなかったらそれでいい。

人事の方は私の話を丁寧に、穏やかに聞いてくださって、思っていた以上に緊張することなく、思いを伝えられたかな、と。

いや、違う。そんなことを書きたいんじゃない。
どうしてこんなに疲れてるんだ。

言いたいことは伝えた。けれども何かおかしい。何かできことを列挙して、「この経験をしたからこう思うようになりました。だからこの仕事に興味を持つようになりました。」うんうん。ひとつひとつは嘘は言ってないしむしろ言葉を選びながら、つっかえながらも、ひとつひとつ、私の中での大切なできごと、こと、ひと、の話をした。
でも、本当にこれだけか?
何か、具体的な「できごと」「経験」、そんな特別なことだけで、今の私の頭の中に至っているの?そうじゃない。むしろ、言語化するのが難しい、日々の小さな思いの変化とか、ちっさなことに傷ついたとか、感動したとか、怒ったとか、そういう自分の心の中での瞬間瞬間が積み重なって、今も答えは出ていないけど、今ここにいます。
こうなんじゃない?そんな単純じゃないよね?
もちろんそんなことも分かっているし、その部分を伝えたいから、触れるようにはする。けれどもそういう曖昧な名付けることのできない機微って、わかりやすく伝えるには無意識に端折ってしまう。そこだ。私はそこに傷ついているんだ。
面接って時間も限られてるし、そういうこといちいち言ってたら進まないしわかってはいるんだけど。
でも、大切なことはそこにあるよね。
今一度、心に留めておきたいと思ったので、ここに書いておく。
 
21歳の誕生日に私は
「素直であり続ける勇気をもっていけますように」
という目標を立てていました。