無理しない勇気


先日、ピースの又吉さんの「火花」を読みました。最近本から遠ざかっていた(遠ざけていた?)ので、久しぶりの真面目に読書。というのも、ちょくちょく読んでいる「ほぼ日刊イトイ新聞」で糸井さんと又吉さんの対談を見て、なんだか久しぶりに本を読みたくなったからで。その対談の中で又吉さん、「無理しないようにやってます。」。
それは何も、「楽をすること」とイコールで結ばれていないと感じました。そうすることによって、「心に負担がない、気が楽になる」ってのはあるかもしれない。けれどもそれはそうすることによってもたらされる一つに過ぎなくて、必要十分条件にはなりえない。
又吉さんの大切にしてきたことを、大きくも見せず、小さくも見せず、飾り立てもせず、素直なままでありたい、っていう、「勇気」を感じました。大きく見せようとしたり飾ってみたりすることは否定せずに、自分はこうある方がいいんだ、っていう、役割を自覚したような清々しさがまたかっこいい。

水曜どうでしょうのディレクターの方のお話を聞いたときにも似たような気持ちになったのを思い出しました。

そろそろまたランはじめようかな。あたたかくなってきたし。